====== ISECON2022 審査結果 ====== ---- ===== インタラクション審査(本審査)結果 ===== ^ 賞 ^ タイトルと応募者 ^ | 最優秀賞 ^ PC に依存しない幼児・低学年のプログラミング教育カリキュラム | | ::: | 油川 さゆり,高平 小百合,鈴木 美枝子,小酒井 正和,小原 一仁,大森 隆司(玉川大学) \\ [[https://www.slideshare.net/isecom-cms/isecon20221aburakawapdf|SlideShare]] {{isecon2022:isecon2022-1-aburakawa.pdf|PDF}} | | 優秀賞 ^ 学校でのDX(Digital Transformation)即戦力人材を育成するkintoneを用いたアプリ開発演習 | | ::: | 林 浩一 (武蔵野大学),佐藤 賢次郎 (株式会社リクルート),唐松 教夫(サイボウズ株式会社) \\ /*[[https://www.slideshare.net/isecom-cms/iotsteam|SlideShare]] {{isecon2021:isecon2021-2-ota.pdf|PDF}}*/ | | 優秀賞 ^ スクラム型開発疑似体験ワークショップの開発 | | ::: | 所 儀一,谷川 麻理,馬翀,三好 きよみ(東京都立産業技術大学院大学) \\ /*[[https://www.slideshare.net/isecom-cms/isecon20213fusepdf|SlideShare]] {{isecon2021:isecon2021-3-fuse.pdf|PDF}} */| | 奨励賞 ^ マーケティングセンスをもつソフトウェア技術者育成 | | ::: | 松村 一矢(専門学校デジタルアーツ仙台),布川 博士(岩手県立大学ソフトウェア情報学部) \\ /*[[https://www.slideshare.net/isecom-cms/ss-251605356|SlideShare]] {{isecon2021:isecon2021-4-nakanishi.pdf|PDF}}*/ | ==== インタラクション審査(本審査)に際しての審査委員からのコメント ==== === 最優秀賞(PC に依存しない幼児・低学年のプログラミング教育カリキュラム) === 幼児を対象にPCやタブレットを用いない手法でプログラミングの考え方を体得してもらおうとする試みを興味深く聞けた。実際の成果もさることながら、幼児期からまずは楽しんでもらうことを第一にカリキュラムを作っている点に好感がもてる。幼児期とはいえ個人差もでており、その個人差については埋めていくという観点と、早期から才能を伸ばすという両面で今後の取り組みも考えられる。特に関数を使った青ブロックの理解(抽象化)と利用に個人差が出ているという傾向があるようだ。今後、さらなる分析や適用が期待できる取り組みだが、追跡調査は長期にわたる可能性があり、なかなか難しそうでもある。 === 優秀賞(学校でのDX(Digital Transformation)即戦力人材を育成するkintoneを用いたアプリ開発演習) === DX人材育成のための、要求分析から運用を含めた新しいトータルな効果的な教育プログラムを開発されたものと理解しました。また、ノーコードツールkintoneとダッシュボードAPIを用いた工夫でこれを実現されたこともわかりました。教育プログラムの評価についてですが、ご発表ではアンケート結果のみの報告でしたが、もう少し大上段に構えて「DX印材育成プログラムの評価」体系を作成され、今回の教育プログラムは評価項目のこの部分が達成された、などなどと説明・主張されると、より成果をアピールできるものと思いました。なお、この評価体系は他の教育機関の教育者の皆様にも大いに役立つものと考えます。 === 優秀賞(スクラム型開発疑似体験ワークショップの開発) === 「プロダクトの制作という(擬似)体験を通して、Agileな開発手法を学ぶ」という取り組みが効果的に設計され実行されていると思います。ユーザストーリーをベースとして、POとの会話、POへの提案、「やってみよう」カードの導入により、「無駄の排除」や「優先度づけ」について、チームとしての考え方を反映できるようにしている点が、良い工夫であると感じました。「情報システム」の設計・構築という視点で、このワークショップをどう応用できるかの考察があると、この取り組みの有効性がさらにアップすると感じます。 === 奨励賞(マーケティングセンスをもつソフトウェア技術者育成) === プログラムが書けるだけでなく、広くビジネスに関してのスキルが必要となってきている事を認識しての教育は非常に重要であると思われる。IT技術者養成において今までは、プログラミング、設計、マーケティングと、別々の科目で教えていたが、これらを一連の教育として行っている事は評価できる。専門学校での教育という事を考えると、プログラミング技術は基本であるが、プログラムが書ければ一人前のIT技術者と言う考えは現在では通用しなくなってきており、今後更なる改良を加えた教育カリキュラムの作成と実践に期待する。 ===== 書類審査(予備審査)結果 ===== | ■ ^ スクラム型開発疑似体験ワークショップの開発| | ::: |所 儀一,谷川 麻理,馬 翀,三好 きよみ(東京都立産業技術大学院大学)| | ■ ^ PC に依存しない幼児・低学年のプログラミング教育カリキュラム| | ::: |油川さゆり,高平小百合,鈴木美枝子,小酒井正和,小原一仁,大森隆司(玉川大学)| | ■ ^ マーケティングセンスをもつソフトウェア技術者育成| | ::: |松村一矢(専門学校デジタルアーツ仙台),布川博士(岩手県立大学ソフトウェア情報学部)| | ■ ^ 学校でのDX(Digital Transformation)即戦力人材を育成するkintoneを用いたアプリ開発演習| | ::: |林 浩一 (武蔵野大学),佐藤 賢次郎 (株式会社リクルート),唐松 教夫(サイボウズ株式会社)|