目次

ISECON2021 審査結果


インタラクション審査(本審査)結果

タイトルと応募者
最優秀賞 ゲームを用いた疑似体験によるシステムデザインの導入教育
三浦 政司(JAXA),萩原 利士成,南部 陽介,山舖 智也(株式会社レヴィ)
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優秀賞 簡易的IoTプロトタイプ構築を通したSTEAM教育講座の開発
太田康貴(芝浦工業大学大学院 理工学研究科電気電子情報工学専攻),中島毅(芝浦工業大学工学部情報工学科),須田博貴(芝浦工業大学柏中学高等学校)
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優秀賞 プログラミングロボットを用いたオンライン併用型の協調学習実践
布施泉(北海道大学)、野口孝文(北海道大学)
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奨励賞 遠隔演習環境の開発と運用を通したプログラミング教育の改革
中西 恒夫(福岡大学),秋山 英久(岡山理科大学),請園 智玲,田辺 利文,中村 遼,橋本 浩二,藤永 拓矢(福岡大学),古庄 裕貴(元・福岡大学),前田 佐嘉志,三角 真,杨 同鑫(福岡大学),久住 憲嗣(芝浦工業大学)
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インタラクション審査(本審査)に際しての審査委員からのコメント

最優秀賞(ゲームを用いた疑似体験によるシステムデザインの導入教育)

 情報システムの上流工程を主眼とした実践例が少ない教育において、技術的背景に疎い学習者でもシステムデザインの概観が掴めることを目的とし、ゲーミングという具体的で動機づけしやすい方法を提案する本試みを高く評価しました。曖昧で変化する要求、顧客満足度、費用対効果といったキーとなる概念が学習できるようにデザインされ、学習者に伝わり始めていることを省察コメントの一端から感じることができました。今後、さらに実践を進められて、よりシステマティックな評価の方法をシステミックに確立する試みを推進されることに期待したいと思います。

優秀賞(プログラミングロボットを用いたオンライン併用型の協調学習実践)

 対面とオンラインを効果的に組み合わせて、プログラミングの協調学習を行った意欲的な取り組みであり、「情報システム教育のオンラインによる事例」にふさわしい取り組みと評価しました。大学1年生を対象に共通教育として展開しており、知識の差がある学習者に対しても、興味・関心・満足度が高く、効果的な取り組みであると認められます。取り組みの目標に対する評価については、定量的に評価可能な目標を定めるなどの工夫を行い、継続した改善が行われることを期待します。

優秀賞(簡易的IoTプロトタイプ構築を通したSTEAM教育講座の開発)

 STEAM人材育成という大きな目標に向けて、階層的に獲得すべき能力・要求事項を設定しカリキュラム設計を行っているのが特徴です。また、その教育に『IoTプロトタイプ構築』を据え教材開発も行っていますが、良い題材選択だと思われます。さらに、それぞれの能力に対応する体験について、きめ細かな分析を行っている点が評価できます。教育リソースの確保などの課題はありますが、改善しながら継続可能な仕組みが構築されることを期待します。

奨励賞(遠隔演習環境の開発と運用を通したプログラミング教育の改革)

 遠隔教育の取り組みの中、プログラミング教育において、俯瞰してプログラミングの状態が分かるシステムを導入したことで教育の質の向上が期待される発表でした。対面授業においても継続してプログラミングの授業で採用されたり、新しいプログラミング授業でも採用されるということで、今後プログラミング教育のインフラとしての価値が大学内で重要な役割を持つシステムになる可能性が垣間見られました。ただ、本来の開発スタイルとの乖離があったり、教えるノウハウなどのこれからの課題も見えてきており、今後の取り組みに期待したい。

書類審査(予備審査)結果

# タイトルと応募者
簡易的IoTプロトタイプ構築を通したSTEAM教育講座の開発
太田康貴(芝浦工業大学大学院 理工学研究科電気電子情報工学専攻),中島毅(芝浦工業大学工学部情報工学科),須田博貴(芝浦工業大学柏中学高等学校)
ゲームを用いた疑似体験によるシステムデザインの導入教育
三浦 政司(JAXA),萩原 利士成,南部 陽介,山舖 智也(株式会社レヴィ)
遠隔演習環境の開発と運用を通したプログラミング教育の改革
中西 恒夫(福岡大学),秋山 英久(岡山理科大学),請園 智玲,田辺 利文,中村 遼,橋本 浩二,藤永 拓矢(福岡大学),古庄 裕貴(元・福岡大学),前田 佐嘉志,三角 真,杨 同鑫(福岡大学),久住 憲嗣(芝浦工業大学)
プログラミングロボットを用いたオンライン併用型の協調学習実践
布施泉(北海道大学)、野口孝文(北海道大学)